幼少期~中学生
小さい頃から歌が好きで、よく動揺など歌っていたそうです。
両親が私に音楽をやらせたらいいかも…ということで、5歳でオルガン、7歳からピアノを習い始めました。
小学3年の時から習った先生がものすごく厳しく、弾くことが楽しくないことが 多くなっていきました。
小学校の間は音楽会の伴奏などもしていましたが、中学生でテニス部に入り、ピアノからだんだん離れ、ついには辞めてしまいました。
それからの約3年間はほとんどピアノを触ることがありませんでした。(後にこれが私の大失敗、反省点となります)
高校生 分岐点
高校になり憧れもあり吹奏楽部に入部して3年間楽しみました。
進学を考えた時、体育系か音楽かで迷ったけれど、小さい頃から好きだった音楽の道を選びました。(これが第一の転機となります)
約3年間のブランクは大きく、親の反対もあって大変だったけれど、親を説得して猛練習しました。
聴音を含む楽典など筆記の方は0からのスタートで必死でした。(指だけは厳しかった先生のおかげもあり結構動いていて助かりましたが…)
大学生
無事に音楽大学合格し、大学4年間それなりに謳歌することができました。
卒業時には、学部で1人という最優秀者に与えられる賞をいただくことができ、親に少し恩返しができたかと嬉しかったです。
ただ、私の中では、奏法やタッチが『何かが違う️』という思いが解決してないままで、自分に自信が持てないまま卒業となってしまいました。
卒業後 分岐点
卒業後はヤマハ音楽教室のシステム講師と個人出張レッスンをスタートしました。
レッスンは順調にいっていたのですが、ずっと私の中で燻っていた『何かが違う』という思いは残ったままで、ヒントになるものを探していろんなセミナーを受けました。
そんな中、あるセミナーで『この先生の弾き方だ️、これが知りたい️』という先生に出会いました。
即レッスンをお願いし、片道1時間半かけて毎月レッスンに通うようになりました。
結婚して約1年後くらいだったと思います。 おかげで、演奏スタイルもタッチもガラリと変わり、当時のある生徒の保護者から『先生、弾き方変わられましたね…』と言われるほどに…(私の第二の転機です)
人前が苦手だった私でしたが、生徒と同じステージで同じ立場を体験してみようと、コンクールやピティナステップにチャレンジを始めたのもこの頃です。
自分の演奏がどう評価されるのかドキドキでした。
それからは、ずっと引っかかっていたことが解消され自然な形で生徒にもアドバイスができ、楽しくレッスンしています。
その後 人生いろいろ
システム講師を7年務めたのち出張個人レッスンのみに切り替えました。
また、数年後には自宅レッスンのみに絞り再出発しました。 少ない人数からでしたが、みなさん長く続けてくださり長い人だと大学に入るまでの十数年、中学生まででも10年近く通っています。
街中で卒業生に会うと、「時々弾いてます」「習ってよかった」という嬉しい声も…
また、ものすごくおとなしくて消極的だった子が生徒会役員に立候補したり、合唱の伴奏に立候補したりと自分に自信を持って立ち上がることができるようになっています。
卒業生の中には、家族ぐるみでお付き合いが続き、今でも発表会ではお手伝いや飛び入り参加してくれたりで嬉しい限りです。
孫弟子も増えてきました。
遠くから毎週通ってくださる生徒さんもいます。
継続は力なり
ここ数年、いろんな生徒さんがいて目が点になることも…
ただ、その子その子の個性を見つめ、どうアプローチしたらよりわかってもらえるか日々考えています。
「こんにちは」「お願いします」が言えなかった子も、お母さんの膝から離れられなかった子も、今では1人でトントンとお部屋に上がり元気いっぱい楽しんでもらえています。
また、中学生になると、みんな部活との両立に四苦八苦…だけど、長年の経験や私の失敗を元に生徒といろんなことを話し励まし、『継続は力なり』をモットーに生徒と一緒にピアノライフを楽しんでいます。
生徒の皆さんに寄り添い、生徒さんが自らの力で、ピアノを通して様々な力がつき、人間的にも成長出来る、そんなお手伝いができればいいなと思います・・